「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)研究開発テーマに関する情報提供依頼(RFI;Request for Information)」の公募 ~Society 5.0の実現に向けたアイディア募集~
2022.1.21
株式会社三菱総合研究所では、内閣府「令和3年度 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)次期SIP課題選定及びフィージビリティスタディ実施に関する調査業務」の一環として、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)研究開発テーマに関する情報提供依頼(RFI;Request for Information)」を実施します。
このページではRFIの趣旨、RFIの実施要領、参考資料等についてお知らせします。
2022年4月1日 RFI終了後の次期SIP検討スケジュールについて(お知らせ)
2022年2月28日 RFIを締め切りました。多数のご応募、ありがとうございました。
2022年2月24日 2月4日にTSUKUBA CONNÉCTにおいて行われた内閣府によるRFI説明会の映像を共有します。
2022年2月16日 課題候補(ターゲット領域)詳細資料を更新しました。
2022年2月14日 課題候補(ターゲット領域)詳細資料を更新しました。
2022年2月10日 よくある質問(FAQ)を追加しました。
2022年2月10日 課題検討のための共通的な参考情報を追加しました。
2022年2月10日 応募様式を微修正し、回答必須項目と任意項目をわかりやすくしました。
RFIの趣旨
内閣府では、平成26年から戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)を創設し、総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の司令塔機能を生かし、府省横断的な研究開発に取り組んできました。
現在のSIP第2期が令和4年度までであり、「第6期科学技術・イノベーション基本計画」(令和3年3月26日閣議決定)に基づき、令和5年度からの次期SIPで取り組むべき課題について、我が国が目指す将来像(Society 5.0)の実現に向けて、バックキャストにより検討を進めてきたところ、令和3年12月23日のCSTIのガバニングボードで課題候補(【資料1】ターゲット領域)を決定しました。
次期SIPでは、各課題で取り上げる研究開発テーマについてあらかじめ技術面、事業面から十分な検討を行うため、令和4年度にFS(Feasibility Study)を実施し、その結果をもとに、同年度中に各課題の研究計画や実施体制を決定することを予定しております。(【資料2】次期SIPの検討スケジュール)
上述のFSの実施に先立ち、今般、研究開発テーマの情報提供依頼、いわゆるRFI(アールエフアイ。Request for Information)を実施いたします。
RFIは、次期SIPの各課題候補(ターゲット領域)に関し、大学、研究機関、企業、ベンチャーなどの関係者から、実施する研究開発テーマのアイディアを幅広く情報提供いただくことを目的として実施するものです。
内閣府はRFIの結果を踏まえ各課題候補のコンセプト(各課題候補においてFSの対象となる研究開発テーマの構成)をブラッシュアップした上で、そのコンセプトに関し優れた知見や経験を有し、FSを効果的に運営できる者をPD(プログラムディレクター)候補として選定し、PD候補のもとでFSを実施します。
RFIに情報提供があった研究開発テーマであって、各課題候補のコンセプトに合うものについては、FSの中で、【資料3】次期SIPの基本的な枠組み 等を踏まえ、SIPの位置付けや運営の方針との整合性、省庁連携で取り組む必要性、経済的・社会的インパクトなどを調査し、次期SIPとして取り上げるかどうか検討を行うことを予定しております。
RFIの実施要領
(1) 募集期間
令和4年2月28日(月)17:00まで
RFIを締め切りました。多数のご応募、ありがとうございました。
17時を過ぎてのご提出は受理されませんのでご承知おきください。(受理済みRFIについては受理確認メールをお送りしております)
(2) 募集対象
次期SIPの課題候補で取り上げるべき研究開発テーマ
- 情報提供いただく研究開発テーマは、各課題候補に貢献するものであって、技術開発に限らず、技術開発に係る共通システムの構築やルールの整備など、総合知を活用したような取り組みについても期待いたします。
- 情報提供は各課題候補の「【資料4】ターゲット領域(必要と考えられる基盤技術、共通システム、ルールなどの例)」で挙げたものに限るものではありませんが、この程度の粒度のテーマを想定しています。
- 次期SIPで各研究開発テーマを取り上げることになった場合の予算規模、事業期間は今後FSを通じて検討することになりますが、参考として、これまでのSIPの実績を以下のとおり示します。 ①課題全体:予算規模10~30億円/年程度。事業期間5年。1つの課題は複数のサブ課題で構成され、またサブ課題は数十程度の研究開発テーマで構成。 ②研究開発テーマ:予算規模数千万円/年程度。事業期間1~5年。5年のものは3年目でステージゲートを設定。
- 研究開発テーマのフェーズとしては、SIPは基礎研究から社会実装まで一気通貫で推進するプロジェクトであり、基礎研究に近い研究開発も可能ですが、事業期間中に社会実装に向けて、従来のTRL(技術成熟度レベル)に加え、BRL(ビジネス成熟度レベル)の観点から、コスト面も含む事業化の目途が立ち、民間企業の事業部門での取り組みにつながることが期待されています。詳細は【資料3】次期SIPの基本的な枠組み をご参照ください。
- 複数の課題候補に貢献する情報提供も歓迎します。ただし、RFI結果の整理やFSの実施にあたって、内閣府において課題候補との関連性等を踏まえ、対象となる課題候補を絞る可能性があります。
(3) 情報提供主体
研究開発テーマの実施主体となりうる大学、研究機関、企業、ベンチャー、業界団体などまたはそれらに所属する方
- RFIの段階で、必ずしも所属組織の了解を取る必要はありませんが、次期SIPの実施にあたっては所属組織の協力が得られる目途があることが望ましいと考えます。
- SIPは社会実装を目指すプロジェクトですので、大学や研究機関のみでの情報提供も可能ですが、実行段階では、企業等と連携するなど社会実装に向けた実施体制が組まれていることが望ましいと考えます。
(4) 実施方法
以下「留意事項」「参考資料」を熟読の上、以下のような事項につき、情報提供をいただけますようお願いいたします。様式は、以下「応募様式」からダウンロードしてください。
必ず記載いただきたい事項
- 1.情報提供する研究開発テーマ
- 2.情報提供する研究開発テーマの次期SIP課題候補の選択
- 3.情報提供する研究開発テーマの概要
・研究開発テーマは、対象とする次期SIP課題候補において、何をどのように解決するものか
・取り組むべき研究開発(基盤技術開発、システム開発、社会実証実験等)の内容
・研究開発のキーワード
任意で記載いただきたい事項
- 1.研究開発実施体制
- 2.情報提供する研究開発内容のTRL(現時点)
- 3.情報提供する研究開発内容に最も関係のある論文、特許、過去の国プロジェクトの取り組み
- 4.その他情報提供する研究開発内容に関係のある成果や情報
任意で記載いただいた事項も含め、参考として、PD候補の選定やFS等の実施方法につき、検討を行う予定です。積極的な情報提供のご協力をいただけますようお願いいたします。
(5) ご質問等
本RFIに関するご質問は、以下「お問い合わせ先」メールアドレスまでご連絡いただけますようお願いいたします。お電話によるお問い合わせは受け付けておりません。
(6) 説明会等
(2022年2月24日公開)
説明会の実施は予定しておりません。参考までに、2月4日にTSUKUBA CONNÉCTにおいて行われた内閣府によるRFI説明会の映像を共有します。
(7) RFI終了後の次期SIP検討スケジュールについて
(2022年4月1日追記)
情報提供のあった研究開発テーマの内容を参考に、内閣府は3月末を目途に次期SIPの課題候補を決定し、令和4年度に具体化に向けたフィージビリティスタディ(FS)を行う予定です。FS実施に先立ち、FSを効果的に運営できる者をプログラムディレクター(PD)候補として選定する公募プロセスも開始されます。
今後の具体的なスケジュールについては、内閣府ウェブサイトにてご確認ください。
留意事項
- 次期SIPの研究開発テーマはRFIで情報提供されたものを参考としつつ、FSの中でPD候補が関係府省や管理法人と連携して検討を行うこととなります。PD候補等が、RFIで情報提供が無かったものでも必要に応じて取り上げる可能性はありますが、RFIで情報提供を行うことで研究開発テーマの候補としての検討が促進されます。FSにおいては、RFIの情報提供者からの情報収集や、必要に応じて試作などにより技術面や事業面からの実現性評価を行う可能性があります。FSは課題候補ごとに1~2億円の予算を予定しています。
- RFIで情報提供されたものを研究開発テーマとして取り上げることになった場合には、令和5年度以降の次期SIPの実施にあたって、改めて研究開発テーマごとに研究実施者の公募が行われます。このとき、RFIで情報提供を行った者が必ず採択されるものではないことをご承知おきください。
- 次期SIPの研究開発テーマについては、マッチングファンドやデータマネジメントなど次期SIPとしてのルールが適用されることになります。それらの適用の範囲や方法など、次期SIPの具体的な制度設計については、【資料5】次期SIPの制度設計の方向性について を踏まえ、令和4年度中に、FSで検証を行いながら、検討を行うことを予定しております。
- RFIで情報提供いただいた内容は、研究開発テーマの名称などについて一定の整理を行った上で公開する可能性があります。また、FSの実施にあたっては、情報提供内容全体について、PD候補、関係府省、管理法人などの関係者に情報提供させていただく可能性があります。 このため、特に、公知情報ではないものについては、提供者の責任の下で関係者の了解を得たうえで情報提供をいただけますようお願い申し上げます。
参考資料
課題検討のための共通的な参考情報
(2022年2月10日公開)
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術戦略研究センター(TSC)
国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター(CRDS)
個別の俯瞰報告書は以下からダウンロードできます。
課題候補(ターゲット領域)詳細資料
各課題候補の詳細資料もご参照ください。RFI期間中、随時更新を予定しています。
応募様式のダウンロード/提出先
応募様式は以下よりダウンロードいただけます。ご記入の上、下記のお問い合わせ先までご提出ください。
よくある質問(FAQ)
個人情報のお取扱いについて
応募に際して、ご提出いただく情報は「個人情報」が含まれますので、株式会社三菱総合研究所が、個人情報の保護のため必要なセキュリティ対策を講じ、適切に取り扱います。 具体的には、「個人情報のお取扱いについて」のように対応させていただきますので、同意いただいたうえ、応募いただきますようお願いします。
当社の「個人情報保護方針」「個人情報のお取扱いについて」は下記をご覧ください。
本調査の委託元
内閣府科学技術・イノベーション推進事務局SIP/PRISM担当
〒100-8914 東京都千代田区永田町1丁目6番1号 中央合同庁舎8号館6階
本件に関するお問い合わせ
株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
セーフティ&インダストリー本部内
担当:鈴木、磯貝、阿部
E-mail:sip_rfi@mri.co.jp
※受付は終了しております。
受信用メールアドレスは2022年3月31日を以て廃止しておりますので、恐縮ながらお問い合わせいただきましてもお答えできません。
今後のスケジュール等に関しては内閣府にお問い合わせくださいますようお願いいたします。