山間地域の生活利便性向上に向けたドローン配送の実証実験を実施します|2024年11月~12月
2024.11.1
実証実験のご案内
株式会社三菱総合研究所は、東京都の委託を受け、ドローンを活用した物流ビジネスの社会実装が期待されるプロジェクトとして2022年7月28日に選定された、佐川急便株式会社、イームズロボティクス株式会社、一般財団法人日本気象協会、株式会社サンドラッグによる、ドローンを活用した配送の実証実験を実施します。
この実証実験は、山間地域の物流機能を強化し、生活利便性の向上を図ることを目的としたもので、2023年1月~2月および2023年10月、2024年2月~3月にかけて実施したレベル2およびレベル3.5飛行※1での実証実験に続き実施する4回目の実証実験であり、本事業での最後の実証実験となります。ここでは、過去の実証実験の成果を踏まえ、本事業終了後に予定している社会実装に向けた以下の課題解決のため、さらなる運用の高度化を目指しドローンレベル3.5飛行※1による宅配便および支援物資を想定した荷物配送の飛行実証を実施します。
・ドローン配送を利用した多様な受け取り方
(1人の運航管理者が同時に複数の機体やルートを管理する1対多同時運航の多頻度での実施、配送デポ※2を起点とした配送や宅配ボックスでの受け渡し)
・小売配送との連携
・レベル3.5飛行での全体オペレーション
・発災時の自治体との連携を想定したドローン配送
※1 レベル3.5飛行・・・デジタル技術(機上のカメラによる歩行者などの有無の確認)により、補助者・看板の配置といった現在の立ち入り管理措置を撤廃するとともに、ドローンの操縦ライセンスの保有と保険への加入により、道路や鉄道などの横断を容易にするもの。昨年12月に新設。
※2 配送デポ・・・商品の配送にかかる時間を短縮することを目的とした小型の物流拠点で、基幹となる物流センターより小規模で、地域ごとに拠点を構える配送施設。
開催概要
以下の区間において、ドローンによる宅配便の配送実験を行います。また、成木エリアへの配送実験では、災害による道路など断絶時を想定した救援物資輸送の検証も行います。
日時
2024年11月11日(月)~12月6日(金)の午前11時ごろから午後4時ごろまで、1日最大6回程度の片道飛行(予定※)
※雨天、強風の場合は運航を停止
主催
佐川急便株式会社、イームズロボティクス株式会社、一般財団法人日本気象協会、株式会社サンドラッグ
場所
青梅市御岳、二俣尾、成木
ルート
【実装に向けた検証ルート】
・二俣尾2丁目運動広場~二俣尾5丁目南運動広場
・二俣尾5丁目第2運動広場~旧北小曾木ふれあいセンター
・二俣尾5丁目第2運動広場~個人宅
・沢井市民センター~御岳運動広場~御岳2丁目エリア
【災害時対応検証ルート】
・成木市民センター~旧北小曾木ふれあいセンター
内容に関するお問い合わせ
株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
担当:宝川、丸山、石塚
Tel:03-6858-3729/080-6771-9359
E-mail:drone_tokyo@ml.mri.co.jp
佐川急便株式会社 広報部 広報企画課
Tel:03-3699-3614
E-mail:pr@sagawa-exp.co.jp