リーディングテナント行動方針に関するセミナーについて

株式会社三菱総合研究所では、環境省より「令和6年度非住宅建築物のZEB化促進に係る調査委託業務」を受託しており、本業務の一環として、2024年11月26日(火)14:00~15:30に「リーディングテナント行動方針」に関するオンラインセミナー(詳細は2.をご参照ください)を開催いたします。

1. 「リーディングテナント行動方針」の目的・概要

2050年にカーボンニュートラル実現を目指すというわが国の長期的な温室効果ガス削減目標の実現に向けて、業務部門における脱炭素化を進めることが不可欠であり、中でも排出量に占める比率が高い事務所ビルの脱炭素化が求められています。特に、テナントビルなどにおいては、建物の開発・運用者と使用者が異なることが、脱炭素化の取り組みを加速させるための課題となっています。
こうした背景から、環境省では、2021年9月にテナントによる脱炭素化への取り組みを取りまとめた行動方針を策定し、本行動方針に賛同する企業・自治体などを「リーディングテナント」として募集・公表を行ってきました。これにより、テナント側のZEB※1などをはじめとした脱炭素化に資する建物へのニーズ、入居後のオーナーなどと協力した脱炭素化への取り組みに対するニーズを、オーナーなど(建物オーナー、設計事業者、施工事業者、AM・PM・BM事業者※2など)に向けて広く発信し、テナントビルなどの脱炭素化を促進してきました。
本行動方針の周知を行う中で、賛同いただいたテナント企業などからは、オーナーなどの協力も不可欠であるとのご意見や、オーナーなど側の企業からも、本行動方針の内容に協力する立場の事業者として賛同したいとのご意見もいただいておりました。

そこで、この2023年12月に、新たにリーディングテナントに協力するオーナーなど向けの行動方針を策定し、本行動方針に賛同する企業などの募集を開始いたしました。賛同いただくオーナーなどには、テナントと協働でテナントビルの脱炭素化への取り組みを進めていくことを宣言いただくとともに、テナントビル建設時(新築テナントビル)および建設後(既築テナントビル)それぞれにおいて、具体的な行動内容を発信していただきます。これにより、オーナーなどとテナントの協働による建物の脱炭素化取り組みをさらに促進します。
詳細につきましては、以下のURLをご参照ください。

環境省ポータルサイト(ZEB PORTAL)

※1:経済産業省資源エネルギー庁「ZEBロードマップ検討委員会とりまとめ」(2015年12月)では、ZEBを「先進的な建築設計によるエネルギー負荷の抑制やパッシブ技術の採用による自然エネルギーの積極的な活用、高効率な設備システムの導入などにより、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギー化を実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、エネルギー自立度を極力高め、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物」と定義しています。現在、ZEBの実現・普及に向けて、4段階のZEBを定義しています。
※2:アセットマネジメント、プロパティマネジメント、ビルマネジメントなどを行う事業者。

2. 説明会の開催について

上述の「リーディングテナント行動方針」に関する説明会を、下表のとおり、11月26日(火)に開催いたします。

主催
開催日
開催形式

3. プログラム

14:00〜14:15
14:15~14:45
14:45~15:15
15:15~15:30

4. 申込要領

対象者
参加費

5. お問い合わせ先

内容に関するお問い合わせ

株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
リーディングテナント行動方針事務局
担当:米田、宮原、長谷川
E-mail:leading-tenant@ml.mri.co.jp

更新:2024.11.26

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