三菱総合研究所、東京都の空飛ぶクルマ実証を支援——事業モデル構築から社会受容性向上まで伴走
株式会社三菱総合研究所は、空飛ぶクルマの社会実装に向けて、制度・事業・運用・社会受容性を一体で捉えた支援を進めています。東京都の「令和7年度空飛ぶクルマを活用したサービスのビジネスモデル構築等に関する業務委託」では、東京都から委託を受けた事業プロモーターとして、民間事業者の公募・選定から、採択後のビジネスモデル具体化支援までを担いました。この事業では、2025年5月、三菱地所株式会社、兼松株式会社、株式会社SkyDriveによるコンソーシアムを公募により選定し、当社はその後、実証の実現に向けた活動を支援してきました。
空飛ぶクルマの社会実装では、機体そのものの性能に加え、どのような利用シーンで、どのような運航オペレーションを組み、どのような利用者体験を提供するかが重要です。東京都事業でも、令和4年度から6年度までの活動を踏まえ、令和7年度は実機を用いたビジネスモデル実証へと段階を進めました。
今回、採択された3社によるコンソーシアムは2026年2月24日から28日までの5日間、東京ビッグサイト東棟屋外臨時駐車場において、実運用を想定した飛行実証を実施しました。この実証は、空飛ぶクルマの飛行に加え、Vertiport Automation Systemを活用した旅客ターミナル運用を一体で検証した国内初の取り組みです。顔認証によるチェックイン、保安検査、安全案内、搭乗ゲートといった一連の旅客動線を体験モニターに検証いただき、サービス・運用両面の課題抽出につなげました。さらに、都内で初めて国産機体を使用した遠隔操縦によるデモフライトも実施されました。


実証期間中は一般向け見学会も同時開催され、関係者を含め1,500人超が来場しました。これは、空飛ぶクルマの社会実装に向けて、単に技術検証を行うだけでなく、社会との接点を設計し、理解促進と受容性向上を同時に進めることの重要性を示す成果でもあります。
当社の強みは、単なる実証運営にとどまらず、制度設計、技術動向、事業モデル、関係者調整を横断的に扱える点にあり、無人航空機・次世代空モビリティ分野での多数の支援実績を有しています。東京都案件は、こうした知見を背景に、社会実装を見据えた都市部ユースケースの具体化を支援するものです。
今後も当社は、空飛ぶクルマや無人航空機をはじめとする次世代モビリティについて、官民連携の設計、実証プロジェクトの推進、事業化支援、社会受容性向上支援を通じて、日本における社会実装を後押ししてまいります。
実証に関する報告
その他関連情報
「空飛ぶクルマ」のビジネスモデル構築に関する実証のお知らせ(三菱総合研究所 2026/2/4)
空飛ぶクルマを活用したサービスのビジネスモデル構築に関する実証プロジェクトの公募結果(三菱総合研究所 2025/5/30)
空飛ぶクルマを活用したサービスのビジネスモデル構築に関するプロジェクトを募集します|令和7年度(三菱総合研究所 2025/4/11)
「空飛ぶクルマを活用したサービスのビジネスモデル構築に関するプロジェクト」ヘリコプターによる運航実証のお知らせ(三菱総合研究所 2023/12/7)
空飛ぶクルマを活用したサービスのビジネスモデル構築に関するプロジェクトの選定について(三菱総合研究所 2022/8/4)
空飛ぶクルマを活用したサービスのビジネスモデル構築に関するプロジェクトを募集します(三菱総合研究所 2022/5/19)
問い合わせ先
株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
モビリティ・通信政策本部
担当:辻、渡邉、永井
E-mail:evtol_tokyo_2025@ml.mri.co.jp
MRI受託事業 公募・公開情報
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